日野三十四氏一周忌に寄せて

2018/6/20

日野三十四氏が亡くなられて、一年が経ちました。

ご存知のとおり、設計開発プロセスの革新を実現するモジュラーデザイン(MD)の第一人者である同氏は、製造業のノーベル賞とも言われる米 Shingo Prize 研究賞の受賞者であり、韓国の世界的電機メーカーを始め日本の重工業、産機、重電、電機等のメーカーでモジュラーデザインを指導されました。 2011年、日本モジュラーデザイン研究会(現 ECM/MD研究会)を創設し、ジュラーデザイン(MD)手法をベースとしたエンジニアリングチェーンマネジメント(ECM)のシステムを確立して、世に普及させるために、意志を共にするコンサルティングファームのメンバーとともに相互研鑚されていました。

思い返してみても本当に早い一年だったと思います。

同氏が亡くなる5日前に私(吉川)は広島に居りました。2017年7月31日の新著の出版記念講演会に向けて、同氏の発表分である序章と第7章、第8章の講演ビデオを撮影していました。広島のホテルでお会いしてすぐの日野氏は、10分も続けて話をすると呼吸するのが苦しく、休憩が必要な状態でした。 しかし、ビデオ撮影を開始すると、序章で約40分、第7章、第8章で約50分をほぼノンストップで精力的にお話されていたのを鮮明に覚えています。 撮影後も、MDコンサルティングを実施していた企業の1社1社の状況を確認され、進め方のアドバイスをいただきました。 そんな元気な姿を見せていた日野氏が5日後の2017年6月20日に亡くなられたのが、今でも信じられません。MDコンサルティングで約3年間アシスタントとして同行し、時に厳しく、時に優しく指導していただいた日々は決して忘れません。
 
日野氏が亡くなられてからは研究会のメンバー全員で、書籍の出版準備と7月31日の出版記念講演会に向けて準備に取り掛かりました。お陰様で200名を超える聴講者のご来場と書籍の先行発売を実現することが出来ました。

2017年7月31日 ECM/MD研究会 出版記念講演会
2017年7月31日 ECM/MD研究会 出版記念講演会


8月10日には日刊工業新聞社より
日野三十四著「実践 エンジニアリング・チェーン・マネジメント ITで設計開発革新」(通称:ECM本)が出版されました。本書籍は八重洲ブックセンターのベストセラーコーナーにおいて2017年9月24日~9月30日の「ノンフィクション部門」で1位を獲得し、店頭でもベストセラーのコーナーに陳列されていました。

ECM/MD研究会では、その後も毎月1回集まり、ECMの更なる体系化や技術論の進化について、全員で研究を進めています。またコンサルタントだけでなく、ECM改革を取り組む事業会社の方々にもご参加いただき方法論の確立や製品開発プロセスにおける標準化やシステム化について議論を交わしています。 2018年10月22日には昨年と同様にECM/MD研究会の定期講演会を予定しており、研究の成果とECM最新事例の発表を予定しております。 是非、ECM/MD研究会のメルマガ会員の皆様や毎年、定期講演会を楽しみにされている方にお集まりいただければ幸いです。
日野先生、雲の上から我々の活動を見守っていてください。

改めて日野三十四氏のご冥福をお祈りいたします。

2017年7月31日 ECM/MD研究会 出版記念講演会
2016年12月ECM/MD研究会忘年会にて


ECM/MD研究会メンバー一同




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